錦織圭のアルゼンチンオープンは準決勝が行われ、C・ベルロクに 4-6、6-4、6-3 の逆転で勝利して決勝に進出しました。
それにしても苦しい展開でした。
完全アウェーとはいえ、錦織圭の優位は揺るぎないものだと思ってましたが、蓋をあけるとベルロクの老練なプレーにも翻弄されて最初のセットを落としてしまいます。
しかし、ここで腐らずに粘りのあるプレーを魅せ、なんとか逆転で勝利することが出来ました。
流石に最終セット勝率でツアーナンバーワンを誇る錦織圭の粘り強いプレーが光りました。
願わくば体力温存も兼ねてストレートで勝利したかったところではありますが、完全アウェーの中でも試合に負けなかったことは大きな収穫といえるでしょう。
それにしてもベルロクのドロップショットにはかなり錦織圭も手を焼いてましたね。
錦織圭がいつもよりも少し後ろで構えていたこともあってか、ベルロクは頻繁にドロップショットを多用してきていました。
対戦相手は、失セット0で勝ち上がってきたウクライナの「コートの手品師」
錦織圭の決勝の相手は、
世界ランク66位のアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ・28歳)になりました。
準決勝では、スペインのカレノブスタ選手をストレートで敗っての決勝進出です。
この試合ではとにかくサーブが良くて、リターンの落としどころが抜群にコントロールされていました。
今大会のドルゴポロフは中々調子が良くて、初戦から1セットも落とさずに決勝まで勝ち上がってきました。
対戦成績は、錦織圭から見て5勝0敗で、まだ一度もセットを落としておりません。
直近の対戦は昨年のバルセロナで、このときは錦織圭が7-5、6-0と2セット目はベーグルを焼いております。
ドルゴポロフは、今年に入ってそれなりに良いプレーは魅せておりましたが、ドローにも恵まれず今大会まで1勝4敗という成績でした。
しかしながら今大会では全く相手を寄せ付けないプレーを魅せて決勝まで勝ち上がってきました。
(因みに昨年は初戦でシュワルツマンに負けてしまいました)
特にファーストサーブの精度が抜群に良く、2回戦は8本、準々決勝は9本、準決勝は10本というエースを叩き込んできています。
サーブのスピードがそれほど速いわけではないのに、このクレーコートでこれだけのエースを決めることが出来ているのが本当に凄いですよね!
ドルゴポロフはクレーコートが好きな選手で、クレーの大会にはよく出場してくる選手ですが、南米の選手のようないわゆるクレーコーターではないため、ラリーを好まず早い段階でウィナーを狙って来ます。
錦織圭としては、ドルゴポロフの速い展開のテニスの術中に嵌らない様に、なるべく深いリターンを返すなどして彼のリズムを崩していく事が大事になってくるのではないでしょうか。
錦織圭は、最近の決勝戦での成績が5戦5敗とよくないので、ここまで来たらとにかく勝ちきることでこの決勝における負の連鎖を断ち切って欲しいところです。
錦織圭準々決勝の試合開始日時と放送日時!
2月19日(日)14:00以降の試合開始予定
(日本時間で、2月20日(月)2:00以降の開始予定)
尚、残念ながらテレビ放送の予定はありません。
現地との時差は12時間です。
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