錦織圭選手のBNPパリバオープンは、3回戦が行われ、G・ミュラーを 6-2、6-2のストレートで勝利して4回戦に進出しました。
この試合では錦織圭のファーストサーブがとても素晴らしく、特に第1セットでは95%(20本中19本がイン)という驚異的な確率でファーストサーブを入れてミュラーを圧倒しました。
錦織圭はセカンドサーブ力が弱点なだけに、今回のようにファーストサーブを入れて主導権を握ることさえ出来れば、得意のストロークを生かして相手を寄せ付けずにゲームを支配出来るという代表的な試合になりました。
2セット目は、対戦相手ミュラーの6個のダブルフォルトなどにも助けられて終わってみれば72分という省エネ試合で勝ちきることが出来ました。
錦織圭は初戦からずっと猛暑の中での戦いを強いられています。
優勝を目指すためにはこの試合のようにストレートでさくっと勝ち上がることがとても大事になってくるので、なんとかこの調子を維持して勝ち上がって欲しいですね!
対戦相手は、錦織圭とはジュニア時代からの仲間で有り良きライバル!
錦織圭の4回戦の相手は、
世界ランク60位のドナルド・ヤング(アメリカ・27歳)になりました。
2回戦で今シーズン絶好調のS・クエリー、3回戦では世界ランク15位のフランスのL・プイユを、何れもフルセットの末に敗って4回戦に勝ち上がってきました。
錦織圭との対戦成績はヤングからみて0勝4敗(下部ツアーを含まず)となっています。
直近の2016年楽天オープンの試合では、第1セットを先取するも錦織圭に逆転されて敗れています。
ヤングは14歳の若さでプロに転向し、ジュニア時代では向かうところ敵無しの状態で、ジュニアの世界ランキングでも当時最年少で1位になりました。
同い年の錦織圭も全く歯が立たない存在でした。
しかしながら、ヤングはメディアなど周りからの過剰な期待を背負いすぎてしまったせいか、才能があるにもかかわらず伸び悩んでしまい今に至っております。
錦織圭と同じIMGアカデミーで育った仲間でもあるのですが、現在はライバルと呼べるほどのランキングをキープできておらず、ここ数年は50〜100位ほどのランキングをウロウロしているのが現状です。
ヤングは、183cmとテニス界ではそれほど上背があるわけではありませんが、左利き特有のフォアハンドのストロークやサーブ力も含めて高い能力を持っている選手で、メンタルの調子が良いときは、早い展開でウィナーを叩き込んできて相手に時間を作らせないテニスを展開してきます。
ラケットの面を合わせるのが上手いんですよね。
一方で、ダブルフォルトなどで自滅することも多い選手で、メンタルの弱さも目立ちます。
錦織圭としては、ミスの少ない堅実なプレーを心がけて、その上で巡ってきたチャンスは確実にものにしていくテニスを展開出来れば、案外と早く試合を終わらすことが出来るのでは無いかと思います。
錦織圭4回戦の試合開始日時と放送日時!
3月15日(水)11:00 試合開始予定
(日本時間で、3月16日(木)3:00〜の開始予定)
テレビ放送の予定は、
NHK BS
3月16日(木)3:00~ ライブ
GAORA SPORTS
3月16日(木)3:00~ ライブ
※日本との時差は16時間です
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