錦織圭選手のBNPパリバオープンは、4回戦が行われ、地元アメリカのD・ヤングに 6-2、6-4のストレートで勝利して準々決勝(ベスト8)に進出しました。
1セット目は素晴らしいプレーで簡単に取った錦織圭でしたが、2セット目になるとミスも目立ちはじめ、ヤングのプレーも冴えてきて1-4とリードを許してしまいました。
しかしながら、ここから世界5位の底力をみせた錦織圭が4ゲーム連取して終わってみればストレートで勝ち上がることが出来ました。
ヤングも、得意の速い(前に出てライジング気味にリターンを返す)プレーなどで錦織圭に対抗しましたが、いかんせん肝心なところでのダブルフォルトや凡ミスにより勝機を逃してしまった印象でした。
それにしてもこの試合はフレームショットが目立ってましたね!
特に錦織圭がこれほど1試合にフレームショットをみせる事は最近ではあまり観てなかったので少し心配になりました。
球が遅くてよく跳ねるコートの特性と、ヤングの回転を掛けたストロークの2つの要素が合わさっての影響なのかもしれませんが、次の試合には調整して挑んで欲しいところです。
対戦相手は、今季絶好調でダブルスも得意な陽気なアメリカ人選手!
錦織圭の準々決勝の相手は、
世界ランク18位のジャック・ソック(アメリカ・24歳)になりました。
現在のアメリカ人選手の中では最上位の選手でもあります。
3回戦では、今シーズン好調で既にツアー2勝を挙げている世界ランク12位のG・ディミトロフから、一時はマッチポイントを握られながらもタイブレークの末に勝利してベスト8に勝ち上がってきました。
因みに、今大会では全ての試合でフルセットまで戦っているので体力的には少しキツいかもしれませんが、1日休めたことで何処まで回復できているかが鍵となるでしょうか。
錦織圭との対戦成績は1勝1敗となっております。
直近の2014年上海マスターズでは、ソックが錦織圭にストレートで勝っています。
この時はソックのサーブが抜群で72%の確率でファーストサーブを入れ13本のエース、そしてセカンドサーブでのポイント獲得が76%という好調ぶりでした。
また、この二人はエキシビジョンで顔を合わせることも多く、2015年のシャラポワのイベントに出たり、今年は先日ニューヨークのマディソンスクエアガーデンで行われたワールド・テニスデーでも一緒に出場しており、仲の良い二人でもあります。
昨年行われたリオ五輪の銅メダル獲得時のインタビューの最中に後ろで背後霊のように映ってる姿が印象的でした。笑
今シーズンのソックはとても好調で、既に、ASBクラシック、デルレイビーチオープンの2大会で優勝を飾っています。
ソックは身長191cmと大柄ながらネットプレーや小技も効く選手で、ハードコート以外にもクレーコートも得意だったりします。
事実、2015年のヒューストンの大会(クレイコート)では優勝もしています。
ソックは、200km越えの強力なフラットサーブは勿論のこと、フォアハンドのショットが強力で、そしてかなりの回転量をかけてくるので、相手選手にはとても脅威になります。
(ナダルに匹敵するくらいのトップスピンをかけてくるので、リターンがしづらい選手だと思います)
ただし、先日行われたアカプルコの大会の初戦で西岡良仁に敗れていますが、この試合では途中から集中力が切れてしまったのか投げやりなプレーも観られました。
ソックは負けるときはアッサリ負けることも多い選手なので、錦織圭としては今大会好調のサーブからの速い展開でサクサクゲームを取っていくことが出来れば、ストレートで勝ちきることは十分可能だと思います。
錦織圭準々決勝の試合開始日時と放送日時!
3月17日(金)14:00以降 試合開始予定
(日本時間で、3月18日(土)6:00以降の開始予定)
テレビ放送の予定は、
NHK BS
3月18日(土)6:00~ ライブ
GAORA SPORTS
3月18日(土)4:00~ ライブ
※日本との時差は16時間です
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