錦織圭のマドリード・オープンは、3回戦が行われD・フェレールに6-4、6-3のストレートで勝利して準々決勝に駒を進めました。
2014年、このマドリードの準決勝で激闘を繰り広げたフェレールが相手と言うことでしたが、やはり現在のフェレールは昔ほど足が動けていない印象で、手負いの錦織圭とはいえ、それほどピンチを招くこと無く勝ちきることが出来ましたね。
右手首に不安を抱えている錦織圭だけに、ある意味“助かった感”はありました。
また、途中雨が降ってきたりと集中力が途切れないか心配しましたが、屋根が閉まってインドアになってからの方が寧ろ調子が良くなったようにも感じました。
対戦相手は、5月22日に節目の30歳を迎える元世界ナンバーワン!
錦織圭の準々決勝の相手は、
世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア・29歳)になりました。
年始に行われたドーハの大会で優勝を飾り、素晴らしいスタートを切ったかと思われましたが、右肘の怪我の影響などもあってかその後の大会では伸び悩んでいる状況です。
3回戦では、F・ロペスを相手に6-4、7-5とストレートで勝利してベスト8に進んできました。
初戦のアルマグロ戦では自分のプレーにしっくりきていない印象でしたが、この3回戦では点差ほどの危なさも無く、迎えたブレークポイントも一度だけでした。
錦織圭との対戦成績は、11勝2敗と圧倒しており、現在ジョコビッチの10連勝中です。
ジョコビッチは昨年末に3年間にわたってコーチを務めてきたベッカーとの契約を解消、さらには先日トレーニングチームの解散を発表しており、現在は孤独にツアー転戦中のため、家族以外のメンタル的な支えが殆ど無い状況です。
しかしながら、本人は「コーチ抜きで一人で長くいることはない。」と言っているとおり、恐らく近いうちに新たなコーチと契約し、新たなチームジョコビッチを作って戻ってくると思われます。
今年のジョコビッチは、昨年中盤までのような覇気や気迫が感じられないのは事実ですが、それほど大きくプレーが悪いわけでも無く、豪州GPのイストミン戦での敗戦を除けば、若手強者のキリオスとゴフィンに接戦の末に敗れているだけなので、本人は周りが言うほど心配はしていないのでは無いでしょうか?
確かに、ベッカーコーチやトレーニングチームの解散、新興宗教の教祖ペペ・イマズ氏との関係など、不安要素こそ目立ちますが、それによって急激にプレーの質が下がる程ジョコビッチのメンタルは弱くないと思われます。
今大会においても、得意の足を滑らせるフットワークやリターン力は健在ですし、右手首に不安を抱える錦織圭としては(幾ら調子を落としているとは言え)厳しい相手なのは間違いないでしょう。
ただし、錦織圭も少しずつ調子は上がって来てるように見受けられますし、ジョコビッチの調子が良かった昨年でさえも、このマドリードやローマのクレーコートでは良い試合が出来ているので、ここまで来たら是非ともジョコビッチを倒して勢いに乗って欲しいですね。
錦織圭は、2014年の全米OPは足の指の故障、2016年のカナダMSは脇腹の怪我、何れも怪我を抱えながら決勝まで進んでいます。
今年も右手首の怪我を抱えながらここまで勝ち進んできました。
錦織圭は、以外と体調が万全では無いときに勝ち進んでいるケースもあるので、今大会も不思議と期待せずにはいられません。
(怪我の影響で余計な力が抜けて良いのかも 苦笑)
錦織圭準々決勝の試合開始日時と放送日時!
5月12日(金)12:00 の試合開始予定
(日本時間で、5月12日(金)19:00の開始予定)
テレビ放送の予定は、
- NHK BS
5月12日(金)19:00~21:00 ライブ
- GAORA SPORTS
5月12日(金)19:00~翌8:00 ライブ
- スポナビライブ(ネット放送)
5月12日(金)19:00~ ライブ
※スポナビライブは、有料放送です。
※日本との時差は7時間です。
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