錦織圭のジュネーブ・オープンは、準々決勝が行われK・アンダーソンに2-6、6-4、7-6のフルセットの末に逆転で勝利して準決勝に進出しました。
いやぁ…それにしても錦織圭、あの3本のマッチポイントはよく粘りましたね!
本人は試合後に「開き直って良いプレーが出来た」と話してましたが、一つのミスも許されない状況の中でそれを成し遂げたメンタル力はとても素晴らしかったです。
ただ、この試合はサーブがあまり良くなくてかなり苦しんでいましたね。
2回戦のククシュキン戦でみせたようなコーナーに決まる鋭いサーブは殆ど見られませんでした。
また、ジュネーブオープンのサーフェスは(クレーコートでも)思いの外球が弾むため、錦織圭はかなり高い位置でリターンを強いられることとなり、とても苦しんでいるように見受けられました。
願わくば、もう少し緩急を付けたり、ドロップショットを織り交ぜた前後に揺さぶる攻撃があっても良かったかなぁと感じました。
それにしても今回のアンダーソンは元世界10位の力を存分に発揮してて強かったですね!
230キロ近いサーブは巧みにコーナーに打ち分けられていたため、ベースラインよりかなり後ろで構えていた錦織圭でも追いつけませんでしたし、錦織圭の放つサーブをかなり強打でリターンをしていたのが印象的でした。
対戦相手は、サーブ&ボレーを得意とするロシア生まれのドイツ人選手!
錦織圭の準決勝の相手は、
世界ランク33位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ・29歳)になりました。
ツアーでの優勝こそ有りませんが、今年は自己最高ランクの30位を記録するなど調子は上向きです。
今大会は、予選から勝ち上がって準決勝まで上り詰めました。
2回戦でイズナーを下し、準々決勝では、調子の良かったS・ジョンソンに、6-4、7-5のストレートで勝って準決勝に進出してきました。
錦織圭とは今回が初めての対戦となります。
ミーシャ・ズベレフは、父がテニス選手で母がテニスコーチというサラブレッド一家の出生で、ロシアに生まれますが、その後ドイツに移住してきた経緯があります。
そのため、彼はロシア語も話すことが出来ます。
190cmの身長から繰り出されるサーブは強力で、サーブアンドボレーというクラシックなプレースタイルを多用する選手です。
ミーシャ・ズベレフと言えば、弟のアレクサンダー・ズベレフのお兄ちゃんというイメージが強くて弟の影に隠れがちではありますが、今年は豪州OPでマレーを下すなど一躍注目を集めるようになってきました。
ちなみにマレーを敗った試合では、実にサーブ&ボレーの数が118回!ということで、試合の大半はネットプレーを仕掛けていました。
ジュネーブオープンはクレーコートなので、サーブアンドボレーはそれほど多用してはいませんが、ここぞとみればネットに詰めて仕留めるテニスは健在です。
また、サーブアンドボレーをしなくてもミーシャ・ズベレフのプレーはとても堅実で、リターン力もそこそこ高い選手です。
そのため、今大会のようなクレーコートでは、ラリーで相手のミスを誘うテニスを展開することもしばしば見受けられます。
予選を含めたら今大会次が6戦目と言うことで、フィジカルの消耗具合が気になるところですが、錦織圭を相手にどのようなプレーをしてくるか楽しみな一戦になりそうですね!
錦織圭準々決勝の試合開始日時と放送日時!
5月26日(金)14:00以降 の試合開始予定
(日本時間で、5月26日(金)21:00以降の開始予定)
※現時点では、テレビ放送の予定がありません。
インターネットのスポーツライブストリーミングサービスのDAZNで放送予定です。
- DAZN(ダ・ゾーン)
5月26日(金)21:00~ ライブ
※日本との時差は7時間です。
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