錦織圭のゲリーウェバー・オープンは1回戦が行われ、F・ベルダスコに6-7、6-3、6-4のフルセットの逆転で勝利を収め、4年連続で2回戦進出を果たしました。
いつも通り?と言いますか、1セット目はまだ調子も上がらずにタイブレイクを落としてしまった錦織圭でしたが、2セット目以降ベルダスコのミスを逃さずにつけ込んでなんとか勝ちきったあたりは流石でした。
しかしながら初戦から2時間半近い試合ということで、スタミナが厳しいですね。
サーブ力が弱い錦織圭だけに、サービスのフリーポイントを取って楽にサービスキープしていくのは難しい要求なのかもしれませんが、あと少しファーストサーブの確率を上げる事が出来れば、もっと余裕を持ってリターンゲームに集中できるようになる気がします。
フェデラーが初戦の杉田戦を1時間弱という省エネで終わらせたのとは対照的でした。
それでも試合に勝つことで芝の感触に慣れていくことが出来るので、今後はもっと精度の高いプレーを観ることが出来ると信じています。
対戦相手は、ネキストジェネレーションの一人でロシア期待の若手選手!
錦織圭の2回戦の相手は、
世界ランク38位のカレン・カチャノフ(ロシア・21歳)になりました。
1回戦では、フランスのシモンを下して2回戦に勝ち上がってきました。
両者の過去の対戦成績はカチャノフから見て0勝1敗です。
昨年の全米オープン2回戦で対戦しており、セットカウント1-3でカチャノフが敗れています。
この時のカチャノフはまだ世界ランク100位程度の選手でしたが、この後、2016年から新設された成都オープンでツアー初優勝を飾るなどの目覚ましい活躍をみせて、現在は38位と言うところまで上がってきました。
21歳以下の若手で争われているレースランキング(RACE to Milan)でも現在3位に付けており、ATPが選出したネキストジェネレーションの才能をいかんなく発揮しています。
カチャノフは、身長198cmの長身を生かしたビッグサーブが魅力の選手で、昨年錦織圭と対戦した時には20本のサービスエースを決めています。
また、サフィンやデルポトロに憧れて育ったと言うようにフォアの強打を得意としており、チャンスでフォアに回り込むスタイルを取ってきます。
今シーズン序盤はあまり調子が上がらなかったのですが、得意のクレーコートシーズンに入ると一気にランクを上げてきた印象です。
今年の全仏オープンでも、ベルディヒやイズナーのような実力者を敗ってベスト16まで残ってますし、意外とストローク戦で粘り強いテニスを展開してきます。
そんなカチャノフですが、ツアーでは未だ一度もグラスコートの経験が無く、今大会が初めての芝でのプレーとなっています。
芝での経験が圧倒的に不足しているため、よほどサーブの調子が悪くない限りは錦織圭が足下をすくわれる可能性は少ないと思われますが、芝初体験でシモンに勝ったことは本人にとって凄く自信になっていると思うので、錦織圭にとって容易い相手では無いのは間違いないでしょうね。
余談ですが、カチャノフはナイキやウィルソンのサポートを受けているところなんかロジャー・フェデラーと共通しているところもあったりして、なんだかとても羨ましく思います。笑
錦織圭2回戦の試合開始日時と放送日時!
6月22日(木)12:00 試合開始予定
(日本時間で、6月22日(木)19:00の開始予定)
テレビ放送は、BS朝日とGAORA SPORTS(スカパー)にて放送予定です。
- BS朝日
6月22日(木) 19時〜20時54分 ライブ
- GAORA SPORTS
6月22日(木) 19時〜28時00分 ライブ
※尚、日本との時差は7時間になります。
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