錦織圭が出場する全仏オープンテニス2018についての情報をお届けします。
大会経過、錦織圭の活躍とともに記事の更新を行います。
2018年5月27日から6月10日にかけて、グランドスラムの全仏オープン(フレンチオープン)がローランギャロス(パリ)で開催されます。
いよいよ今年のクレーコートシーズンも終幕の大一番を迎えるわけですね。
ここまでクレーコートではマスターズ1000シリーズが3大会、ATP500シリーズが1大会行われて(250シリーズは多々)、ナダルがモンテカルロとローマとバルセロナの3大会を制覇しています。
やはりナダルは強いですね。特にクレーでは強すぎます。
ついに世界ランクも1位にまたまた返り咲きました。
怪我などもありそろそろ衰退か?と思われた時期もありましたが、大きな勘違いでしたね。
ナダルは現在31歳ですがまだまだこの強さは続きそうです。
まぁ、36歳のおっちゃんフェデラーがまだまだ頑張っているわけですから当然といえば当然なのですが。笑
ちなみに錦織圭はここまでのクレーコートシーズン、モンテカルロ準優勝、バルセロナ2回戦途中棄権、マドリード1回戦敗退、ローマベスト8の結果となっています。
いきなりモンテカルロで決勝まで行ったときは度肝を抜かれ期待が高まっただけにその後はちょっと物足りないかな?って気もしますが、全仏に向けて試合感を取り戻すことが第一の目標だったことを思えば十分満足できる結果と言えるのではないでしょうかね。
昨年の今大会おいては、2014年以来の優勝を狙うラファエル・ナダルと、四大大会に強いスタン・ワウリンカが決勝で対戦。
ナダルがワウリンカをストレートで下して、見事に前人未踏の全仏オープン10回目の優勝を果たしました。
ナダルは全ての試合でストレート勝ちを収め、完璧な優勝を飾りました。
今年の大会も王者ナダルが圧倒的に優勝候補なのは間違いないでしょう。
そして、全仏オープンは四大大会で唯一センターコートにすら屋根のない大会になるため、毎年のように雨でスケジュールが狂わされてしまいます。
これまでも雨によって何度も中断になり、中断明けには試合展開がガラッと変わってしまうことも多々ありました。
早ければ2020年にはセンターコートを含む2会場に屋根が設置される予定ですが、それまでは選手にとっては集中力の調整や体調管理が難しい大会になるでしょうね。
最後に、全仏オープンはフランス人選手と一部の贔屓選手以外の多くの選手が「アウェイ」を体感する大会になります。
フランス人選手と対戦する際は、観客のブーイングなど技術以外にも、強いメンタルが求められることになるでしょうね。
目次
全仏オープンテニス 大会概要
大会名:全仏オープン(フレンチオープン)
カテゴリ:グランドスラム
シングルドロー数:128
サーフェス:クレーコート
開催場所:フランス パリ ローランギャロス
開催日程:2018年 5月27日~6月10日
賞金総額:3920万ユーロ(約50億円)
昨年の優勝者:ラファエル・ナダル
大会公式サイト: http://www.rolandgarros.com/en_FR/index.html
全仏オープンテニス 賞金とポイント
今大会を含め今シーズンはこれまでグランドスラムが2大会、マスターズが5大会行われており、各大会の賞金金額になります。
もちろんのことながらグランドスラム2大会の賞金は驚きの金額ですが、特に全豪が巨額なだけに今大会の全仏がちょっと見劣りしちゃいますよね。
さらに賞金にはその国の税金が課せられるわけなのですが、オーストラリアは最も税金が少額でほとんどまるまる貰えるようです。
全仏オープンテニス 狂暴選手
ラファエル・ナダル(世界ランキング2位・スペイン)
アレクサンダー・ズベレフ(世界ランキング3位・ドイツ)
グリゴール・ディミトロフ(世界ランキング4位・ブルガリア)
マリン・チリッチ(世界ランキング5位・クロアチア)
フアン・マルティン・デルポトロ(世界ランキング6位・アルゼンチン)
ケビン・アンダーソン(世界ランキング7位・クロアチア)
ドミニク・ティエム(世界ランキング8位・オーストリア)
ジョン・イズナー(世界ランキング9位・アメリカ)
ダビド・ゴフィン(世界ランキング10位・ベルギー)
パブロ・カレーニョ ブスタ(世界ランキング11位・スペイン)
ノバク・ジョコビッチ(世界ランキング18位・セルビア)
錦織 圭(世界ランキング24位・日本)
杉田祐一(世界ランキング46位・日本)
ダニエル太郎(世界ランキング84位・日本)*予選からの出場
添田 豪(世界ランキング149位・日本)*予選からの出場
伊藤竜馬(世界ランキング159位・日本)*予選からの出場
西岡良仁(世界ランキング262位・日本)*プロテクトランキング
※シード順
先日ツアー初優勝を飾ってキャリアハイを更新したダニエル太郎ですが、予選からの出場となります。
西岡良仁はプロテクトランキングを使用して本戦から出場します。
全仏オープンテニス 激戦日程
大会は2週間に渡り、熱戦が繰り広げられます。
パリと日本の時差は7時間、日本が7時間進んでいます。
1回戦 5月27日(日)28日(月)29日(火)
2回戦 5月30日(水)5月31日(木)
3回戦 6月1日(金)2日(土)
4回戦 6月3日(日)4日(月)
準々決勝 6月5日(火)6日(水)
準決勝 6月8日(金)
決勝 6月10日(日)
※何れも現地での日程になります。
全仏オープンテニス ドロー表
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【男子シングルス 決勝】 10日(日)
センターコート 22時試合開始予定
ラファエル・ナダル 1位 VS ドミニク・ティエム 8位
Highlights
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【男子シングルス 準決勝】 8日(金)
センターコート 第一試合 20時試合開始予定
ドミニク・ティエム 8位 VS マルコ・チェッキナート 72位
Highlights
センターコート 第二試合 22時30分試合開始予定
ラファエル・ナダル 1位 VS フアンマルティン・デルポトロ 6位
Highlights
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【男子シングルス 4回戦】 3日(日)
センターコート 第二試合 20時試合開始予定
錦織圭 21位 VS ドミニク・ティエム 8位
Highlights
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【男子シングルス 3回戦】 1日(金)
Court 18 第二試合 20時試合開始予定
錦織圭 21位 VS ジル・シモン 65位
Highlights
Press Conference
錦織圭は全仏オープン(フレンチ・オープン)3回戦を行い、ジル・シモンに 6-3、6-1、6-3のストレートで勝利して4年連続で4回戦進出を決めました。
地元フランスの選手と3戦連続の試合となった錦織圭ですが、粘るシモンを寄せ付けず、これまでのベストなプレーで勝ちきりました。
序盤からシモンとの長いラリーが続いて大変な起ち上がりでしたが、2回戦で対戦したペールのようにドロップショットを頻繁に打ってくることも無いので、じっくり腰を据えて得意のストローク戦に集中できたことで直ぐにリズムを掴むことが出来たように思いました。
更に、この試合では錦織圭のサーブが良かったことでサービスゲームでの安定感が高く、シモンに一度もブレークされることなく勝利を収めました。
この試合を見て、つくづく錦織圭はラリーが好きなんだなぁと感じました。
過去2戦とは違い、しっかりラリーをすることが出来る相手だったことで、今後の試合に向けて凄く良いトレーニングが出来たのではないでしょうかね。
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【男子シングルス 2回戦】 30日(水)
センターコート 第二試合 21時試合開始予定
錦織圭 21位 VS ブノア・ペール 51位
Highlights
Press Conference
錦織圭は全仏オープン(フレンチ・オープン)2回戦を行い、ブノワ・ペールに 6-3、2-6、4-6、6-2、6-3のフルセットで勝利して3回戦に進出しました。
錦織圭は手首の怪我から復帰して初めての5セットマッチになりましたが、無事に最後まで戦い抜けたことは大きな収穫でした。
1セット目をすんなり取ったときには、このままストレートで勝てるかな?と思いましたが、流石に実力のある地元選手だけにそう簡単にはいきませんでしたね。
特に2、3セットは、ペールの大味なテニスに付き合う形でダブルフォルトや凡ミスも増えちゃいました。
試合後の錦織圭が「自分の悪い癖が出た」というように、1セット目を攻めたテニスで取ったあと、少し気が抜けたようなテニスをして相手の挽回を許してしまう悪癖が出たのは残念でした。
身長が低くフィジカル的にも劣る錦織圭がマスターズやグランドスラムを勝ち抜くには、こういった序盤の試合でいかに体力を温存できるかが鍵になってくるだけに、この悪い癖は是非とも直して欲しいなぁと素直に思います。
地元フランス選手との対戦が続くタフなドローではありますが、なんとか乗り越えて2週目に進んで欲しいですね!
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【男子シングルス 1回戦】 27日(日)
Court 1 第二試合 20時試合開始予定
錦織圭 21位 VS マキシム・ジャンビエ 304位
ジャンビエールはフランスの若手選手です。
両者の対戦は今回が初となります。
実力差からして錦織圭の勝利はほぼ固いでしょう。
が、フランスの選手だけに敵は観客、完全アウェイの一体感でしょうね。
Highlights
錦織圭の全仏オープン(フレンチ・オープン)は1回戦が行われ、マキシム・ジャンビエに 7-6、6-4、6-3のストレートで勝利して2回戦に進出しました。
それにしてもこのツアー初参戦の若者の思い切りの良いテニスにはビックリしました。
どんな球が来ても潔く「ぶっ叩く」テニスを貫いてきました。
長い手足を生かして手の届く範囲のボールはとにかく全てぶっ叩くテニスだったので、ラリー戦になることも少なく錦織圭がなかなかペースを掴めないというそんな展開でした。
錦織圭も、途中からジャンビエのボディに球を集めることで簡単にぶっ叩けないように展開を組み立てていましたが、やはり情報が殆ど無い相手と組みするのはある意味難しいですね。
なにはともあれ初戦を3セットで終わらせられた事は一番の収穫でした。
それにしても、フランスには個性豊かな選手がたくさん揃ってますね。笑
全仏オープンテニス 放送予定
WOWOWとテレビ東京にて放送予定です。
(NHKは今のところ放送の予定は決まっておりません)
WOWOWは、5月27日(日)の1回戦から、全試合生放送の予定です。
もちろん有料ですが初日のみ無料です。
テレビ東京は、昨年同様に錦織圭の試合については生放送(場合によっては録画放送)になると思われます。
が、全国放送ではないんですよね。
見れる地域は、
北海道、首都圏、愛知県、大阪府、岡山県、香川県、福岡県、佐賀県
になります。
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