グラスコートシーズン第一戦目となるゲリーウェバー・オープン、錦織圭は第8シードでの参戦となりました。
錦織圭は芝のコートとの相性があまりよくなくて、特にここゲリーウェバー・オープンでは3年連続途中棄権という結果に終わっています。
2017年の大会も、2回戦のカチャノフ戦途中で左臀部の故障により途中棄権、リタイアとなってしまいました。
敗戦後の錦織曰く、「体勢は基本的に低いし、バウンドが変わったり、不意な動きもたくさんある」と、芝のコートで怪我が多い理由を話していましたが、クレーから芝のコートへの”身体の切り替え”が上手くいってないことが大きな原因になっているのは間違いないでしょうね。
球足の遅いクレーコートとは違い、芝のコートは逆に球足が速く、重心を下げてライジングでボールを返すようなテクニックなども必要となってくるため、肉体的な負担は今まで以上に大きくなるのでしょう。
手首の怪我から復帰途上にある錦織圭なだけに、あまり無理をせずに挑んで貰えたらと思います。
因みに、そういう芝のコートへの不慣れな事情も察してか、錦織圭は毎年この(グラスコート初戦となる)大会でダブルスのエントリーをしていますが、今年は同じ日本人であるマクラクラン勉選手とペアを組むことになりました。
同郷な上、ダブルスのスペシャリストでもあるマクラクラン勉と組むことで、錦織圭が果たしてどんなテニスをするのか、ダブルスの方も楽しみです。
対戦相手は、今年チャレンジャー大会で対戦したドイツ人プレーヤー!
錦織圭の初戦の相手は、世界ランク159位のマティアス・バヒンガー(ドイツ・31歳)になりました。
右利きで、バックハンドは両手打ちの選手です。
錦織圭とはATPツアーでは初めての対戦となりますが、今年の怪我からの復帰戦として出場したダラスのチャレンジャー大会で対戦しており、この時はフルセットで錦織圭が勝利しています。
バヒンガーはキャリアハイが85位の選手でツアーでの優勝は未だありません。
基本的にはチャレンジャーが主戦場の選手ですが、地元ドイツの大会という事でワイルドカード(予選)を貰って本戦まで勝ち上がって来ました。
これまで芝のコートではツアー通算2勝6敗(チャレンジャーでも通算4勝3敗)とあまり結果を残していませんが、バヒンガー本人は好きなサーフェスは芝とハードコートと言ってますので、案外芝のコートは得意なのかもしれません。
バヒンガーは身長188cm、体重88kgの恵まれた体つきをしてますが、ビッグサーブを打つ選手ではありません。
しかし、サーブの精度がとても高く、サービスゲームをしっかりキープしてゲームを組み立てて来ます。
リターンもしっかりしておりベースラインからのストロークも中々堅実です。
また、チャレンジャー大会では、サーブアンドボレーを積極的に仕掛けてくるプレーもみかけます。
ハレは芝のサーフェスなので、積極的にサーブアンドボレーなども仕掛けて来る可能性がありそうです。
バヒンガーは既に予選を2回勝ち抜いていることでコートにも慣れています。
初戦という事もありますが、錦織圭は足元をすくわれないように気を引き締めて戦って貰いたいところですね。
1回戦の試合開始日時と放送日時!
6月18日(月)14時00分頃〜 試合開始予定
(日本時間で、6月18日(月)21:00頃〜の開始予定)
放送予定は、
BS朝日とGAORA SPORTS(スカパー)にて放送予定です。
BS朝日
6月18日(月)21:00~ ライブ?
GAORA SPORTS
6月18日(月)21:30~27:30 ライブ
尚、日本との時差は7時間(日本の方が進んでいる)になります。
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