錦織圭のマイアミ・オープンは準々決勝が行われ、G・モンフィスに4-6、6-3、7-6のフルセットで勝利して準決勝に進出しました。
錦織圭にとっては今大会初のセットダウンがあり、大接戦となりました。
特に4-5で迎えた第10ゲームで0-40とトリプルマッチポイントまで追い込まれた時は流石にもう駄目かと思いましたが、ここから追いつきキープした姿に、今シーズンの錦織圭の、メンタルの成長を感じました。
ただし欲を言えば、もし第3セットの第8ゲームを錦織が普通にキープ出来てさえすれば、恐らく(体力もメンタルも切れる寸前だった)モンフィスをそのまま押し切ることが出来たと思われたので、ここだけが少々残念でした。
モンフィスはこのゲームをブレイクしてからは、観客の大声援を受けて一気に盛り返して来ました。
第9ゲーム以降は錦織圭はキープすらやっとの防戦一方の状態でしたが、ここを乗り越えてタイブレークまで持ち込んだことで勝機が開けましたね。
そして試合終了後のモンフィスと錦織圭の”ハグ”は、感動しました(涙
モンフィスってこんないいやつだったのか、と改めて好きになりました(笑
今日はネットプレイも効果的でしたし、こういった相手の弱点を突いて冷静に試合を展開できたことは、次のキリオス戦にも生きてくるのでは無いかと思います。
対戦相手は、確かな実力を備える問題児
錦織圭の準々決勝の相手は、
世界ランク26位(第24シード)のニック・キリオス(オーストラリア)になりました。
準々決勝では、ラオニッチ優勢の下馬評を覆して勝ち上がってきました。
(今日のラオニッチは、あまり調子が良くなかったように見えました)
対戦成績は錦織圭からみて1勝で、昨年の上海マスターズでの対戦一度きりです。
この時は、最初のセットでキリオスの強打に押されていた錦織が徐々に慣れてきて逆転で勝利を収めた試合でした。
さて対戦相手のキリオスですが、言わずと知れた問題児です(苦笑
恐らく試合中に色んな言葉を発したり叫んだりするかもしれませんが、錦織圭はとにかく自分のやるべきことに集中して戦う事が出来れば、個人的には今日のモンフィスよりは組みやすいのでは無いかと思います。
まぁ確かに最高220kmを超えるサービスを武器に強打でグイグイ攻めてくるテニスが功を奏してか、今シーズンは既にマレーやベルディヒ、ガスケのようなトップ10選手をも破って調子に乗っているのは間違い無いので、そう簡単にはいかないでしょうけど。
因みに、キリオスがATPの記事で「錦織圭は世界で最も優れた選手の一人だ」と語ってます。
「信じられないくらいのリターン力を持っていて弱点が少ない選手です」とも話してるように、やはりキリオスは錦織圭のリターンを警戒して、強打でガンガン仕掛けてくるテニスをしてくるのではないでしょうか。
錦織圭としては、いかにモンフィス戦の疲れを取って体力回復が出来ているかも大事な要素だと思います。
モンフィス戦では猛暑や疲れの蓄積もあってか、イージーなミスを連発してました。
こういったイージーミスを極力減らし、得意のリターン力でラリー戦に持ち込めれば、自ずと結果はついてくるでしょう。
決勝が掛かった大一番! テレビに釘付けになって応援したいと思います。
錦織圭準決勝の試合開始日時と放送日時!
4月2日(土)午前8:00 試合開始予定(日本時間)
テレビ放送の予定は、
NHK BS1チャンネル
4月2日(土) 午前8時00分 ~ (午前9時50分) 生中継
4月2日(土) 午後0時00分 ~ (午後1時50分) 録画
GAORA SPORTS
4月2日(土) 午前7時58分 ~ 午前11時00分 生中継
4月7日(木) 午後5時30分 ~ 午後8時00分 録画
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