錦織圭のマイアミ・オープンは準決勝が行われ、N・キリオスに6-3、7-5のストレートで勝利してマスターズ自身二度目の決勝進出を果たしました。
それにしてもこの日の錦織圭は、前日のモンフィスとの大熱戦明けとは思えないくらい好調な滑り出しでした。
特に際立ったのが、アンフォースドエラーが少なく得意のストロークが良い所に決まっていた事でしょうか。
欲を言えばファーストサービスがもう少し決まっていればもっと楽になったかと思いますが、この日の錦織圭はセカンドサービスでも71%とかなり高い確率でポイントを得る事が出来ていたので、それほど問題にならずに済みましたね。
しかしキリオスと言えばどうしても悪童のイメージが強いため、この日は一体何をやらかすのかと違う意味で心配していましたが、特に粗暴な行動も無く、しっかり相手の事をリスペクトして戦っていた印象を受けました。
また、試合開始前のコイントスの際に、コインを投げた子供達と凄く穏やかに笑っている様子がとても微笑ましく思えました。笑
対戦相手は、圧倒的な強さを誇る世界No.1プレーヤー
錦織圭の決勝戦の相手は、
世界ランク1位(第1シード)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)になりました。
準決勝ではD・ゴファンを破って、決勝戦まで勝ち上がってきました。
今大会ではまだ一度もセットを落としておらず、体力的にもそれほど消耗する事も無く決勝まで勝ち上がって来た印象です。
対戦成績は錦織から見て2勝6敗で、現在5連敗中です。
ジョコビッチといえば、高い守備力、優れた敏捷性、そして体の柔軟性を生かした脅威のコートカバーリング力をほこる選手です。
あの長い手足を存分に使ってくるので、どこへ打っても打ち返してくるような錯覚すら覚えます(苦笑
サーブはそれ程速くないのですが、とてもコントロールされてラインの際どいところに打ってきます。
ミスも少なくて、流石世界ナンバーワンプレーヤーです。
残念ながら某ブックメーカーでも、(日本時間4月3日13:30の時点で)ジョコビッチ勝利のオッズは1.14倍で、錦織圭勝利のオッズは5.5倍となっており、下馬評でも圧倒的にジョコビッチが有利となっております。
しかしながら今大会の錦織圭は、試合を重ねる毎に成長してるようにみえますし、なによりストロークの精度も日を追う毎に良くなっております。
ただ、普通に正攻法で戦えばやはりジョコビッチに分があるのは否めないので、サーブアンドボレーやネットプレー、そしてスライスを多用するなどして、ジョコビッチが思い描く“錦織像”を覆す様な戦い方をしてみても面白いかもしれません。
昨年のツアーファイナルでのフェデラー戦や、今年のデビスカップでのマレー戦の様な、気持ちのこもったプレーが出来れば、結果はきっと付いてくると信じてます。
錦織圭のより成長した姿を、もう1人の“ユニクロブラザー”に見せ付けて欲しいと思います(笑
錦織圭決勝の試合開始日時と放送日時!
4月4日(月)午前2:00 試合開始予定(日本時間)
テレビ放送の予定は、
NHK 総合
4月4日(月) 午前1時55分 ~ (午前3時50分) 生中継
NHK BS1
4月4日(月) 午後9時00分 ~ (午後10時50分) 録画
GAORA SPORTS
4月4日(月) 午前1時58分 ~ 午前5時30分 生中継
4月4日(月) 午後5時00分 ~ 午後8時00分 録画
4月7日(木) 午後8時00分 ~ 午後11時00分 録画
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