R・ナダルのモンテカルロ・マスターズは準々決勝が行われ、S・ワウリンカに6-1、6-4のストレートで勝利して準決勝に進出しました。
今日の試合は今大会のナダルの試合の中では、一番の完勝だったと思います。
この試合は、最初からナダルがペースを掴み主導権を握る展開になりました。
ワウリンカのミスショットもかなり目立ち、1セット目の最後は完全に集中力が切れた感じでした。
途中イライラからラケットを足で折り曲げたときには「嗚呼、またしてもヨネックスのラケットが折られてしまった」と残念な気持ちになりました(苦笑
2セット目に入りワウリンカも少しは立ち直しますが、終始ナダルの勢いに押される展開でした。
また、ナダルのスピンを掛けた弧を描くようなショットがこの試合ではとても効果的に決まっていました。(うまくワウリンカのミスを誘っていた気がしました。)
もう少し競った試合になるかと思われましたが、この試合ワウリンカの集中力が早い段階で切れてしまいあっさりと終わってしまいました。
それにしても試合後のワウリンカの退席の速さにはビックリしました(笑
よっぽど自分のプレーが出来なかった事がもどかしくて、その場から早く離れたかったんでしょうかね。
対戦相手は、BIG4のロンドン五輪金メダリスト
R・ナダルの準決勝の相手は、
世界ランク2位(第2シード)のA・マレー(イギリス)になりました。
準決勝ではカナダのM・ラオニッチに6-2、6-0の快勝でベスト4進出を決めました。
今日の試合まではいまいち調子が良くなくて、3回戦のペール戦ではセットポイントを取られて敗退寸前まで追い込まれたマレーですが、対戦相手のラオニッチが連戦の疲れからか足が止まっていて全く戦えていない状況でしたので、楽勝で勝ち上がりました。
全豪で対戦したときは23本のエースを決めていたラオニッチですが、この試合はなんと0本でした。
ナダルとマレーの対戦成績は、ナダルからみて16勝6敗とナダルが有利です。
しかし2015年マドリッドでのクレーコートで対戦したときは、マレーの攻撃的なテニスが勝りナダルを決勝で退けて優勝しております。
マレーといえば、なんといっても2012年ロンドン五輪での金メダルが印象的でした。
準決勝でジョコビッチ、決勝でフェデラーを下しての金メダルは圧巻でした。
自国愛を大事にするマレーにとっては本当にかけがえのない優勝だったと言えるでしょうね。
マレーのプレーの優れたところは、攻守の切り替えが早く、ストロークのミスが少なく、そしてなんといってもディフェンス力が高いこと。
そして、210kmを超えるサーブもあり、とにかく弱点が少ない選手です。
ただし少し感情的になる面が有り、メンタルで多少崩れることもあるので、ナダルはとにかく我慢強いプレーを心がけながら戦っていくことが大事でしょうね。
なんにせよ、両者ともに準々決勝の相手が本調子からかけ離れていたとはいえ、尻上がりに調子を上げてきているのは間違いないので、とても楽しみな試合になりそうです。
トップハーフにはジョコビッチもフェデラーも居ません。
ボトムハーフを順当に駆け上がってきたこの二人のうちのどちらかが優勝する可能性は高いかもしれません。
R・ナダル準々決勝の試合開始日時と放送日時!
4月16日(土)午後8:00 試合開始予定(日本時間)
テレビ放送の予定は、
NHK BS1
4月16日(土) 午後8時00分~(午後9時50分) 生中継
GAORA SPORTS
4月16日(土) 午後7時58分~午前1時00分 生中継
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。