錦織圭のバルセロナ・オープンは準決勝が行われ、B・ペールに6-3、6-2のストレートで勝利して3年連続の決勝進出を決めました。
この試合が始まる前、錦織圭はいつも以上に気合いに満ちた少し強ばった顔つきで、もう少しリラックスした方が良くないかな?という印象でした。
やはり昨年2度対戦して2敗している相手という事もあり、「今度こそは」という気持ちが強かったのかもしれません。
そして、錦織圭は練習直後の第1セットが始まる直前にトイレに向かったのですが、この行動に対し早くもペールがイライラしてましたね(苦笑
試合は予想以上に一方的な展開となりました。
ペールはファーストサーブがあまり良くなくて、セカンドサーブを錦織圭がうまくリターンをするという展開であっさり負けちゃいました。
最後は、既に負けを覚悟したペールが、ストレス解消も兼ねてか又抜きショットなどトリッキーなプレーをして自己満足に浸ってる始末でした(苦笑
この勝利で、錦織圭はペールに対する【呪縛】から解放されたのではないでしょうか?
期待された全米グランドスラムや楽天OPで敗れた事で、自分でも気づかないうちに苦手意識を作ってしまっていた可能性もあっただけに、今回の勝利はそういった面も含めて大きな大きな勝利になったのではないかと思います。
対戦相手は、地元の英雄であり、復活したクレーキング
錦織圭の準々決勝の相手は、
今大会第1シードで世界ランク5位のラファエル・ナダル(スペイン・29歳)となりました。
準決勝は、コールシュライバーを、ストレートで下しての勝ち上がりです。
ナダルは、先週のモンテカルロマスターズで優勝してからはとても自信に満ちたプレーを続けており、危なげない試合運びで決勝まで勝ち上がってきました。
対戦成績は、錦織圭から見て1勝8敗で、圧倒的に分が悪い相手でもあります。
しかし、昨年のカナダでは錦織圭が初めてナダルに勝ってますし、2014年のマドリッドで行われたマスターズの決勝戦では、怪我で棄権をするまでは、あわやというところまで追いつめた事もあり、そんなに苦手意識はもう無いのではないかと思われます。
ナダルは、錦織圭と同じようにファーストサーブはそれほど速くないのですが、とにかくファーストサーブの安定感が抜群で、先に対戦したインディアンウェルズでは、ナダルのファーストサーブの確率が90%以上もありました。
そして何と言ってもナダルの特徴は、ベースラインでの粘りのあるディフェンスプレーでしょうか。
驚異的なフットワークでコートを縦横無尽に走り回り、どこからでも思い通りにボールを打つ事が出来るので、並の対戦相手では”振り切る”ことが出来ません。
特にボールが遅くなるクレーコートではこの現象が顕著に現れますね。
錦織圭としては、ナダルとのストローク合戦につきあってしまうと相手の思うつぼなので、出来るだけ早いタイミングで仕掛けることが大事になってくると思います。
ペール戦で見せたバックのダウンザラインやドロップショットは凄く有効な武器になると思うので、早い段階でブレークをしてメンタル的にもゆとりを持ったプレーをしてもらいたいです。
ナダルだって人間なので、絶対身体的な疲れは多少は残ってくる頃だと思います。
錦織圭は、身体的にもメンタル的にも自信を持って、クレーキングの挑戦をはじき返して、是非3連覇を飾ってもらいたいと願うばかりです。
錦織圭 準決勝の試合開始日時と放送日時!
4月24日(日)午後5:30 試合開始予定
(日本時間で、4月25日(月)午前0:30以降の開始予定)
テレビ放送の予定は、
BS朝日
4月25日(月) 0時30分~ ライブ
GAORA SPORTS
4月25日(月) 0時25分〜4時00分 ライブ
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