錦織圭は、昨年に引き続き今年も第5シードでウィンブルドン選手権に挑みます。
今年の前哨戦ゲリーウェバーオープンでは、左脇腹痛のため2回戦を前に棄権をしてしまいコートの感触を掴む前に終わってしまいました。
思えば2015年のウィンブルドンでも、前哨戦で痛めたふくらはぎが結局完治に至らず、2回戦を前にあえなく棄権となりました。
芝のシーズンでは、怪我が多くてあまり良いところが無い錦織圭ですが、裏を返せばそれだけポイントの伸びしろも大きいので、是非とも過去最高のベスト8進出を目指して頑張って欲しいところです。
とはいえ、錦織圭のようなストローカータイプはグラスコートには合っていないため、苦戦は必至となるでしょう。
特に、クレーコートでは良いところが無かったビッグサーバー勢が牙を研いで待ってますからね(苦笑
2014年、錦織圭はベスト8を目指して戦ったラオニッチ戦に負けて、こんな言葉を残しております。
『つまらない試合だった』
ラオニッチの140マイル級(約225km)のサーブに手も足も出ず、結果自らも凡ミスで崩れての敗戦となった事で、なんとももどかしくやりきれない気持ちの中での言葉だったのでは無いかと思います。
それでもトップ10プレーヤーである以上、あまり苦手なサーフェスを作っていては駄目だと思いますし、頭の良い錦織圭ならば既に対策は考えてきているでしょう。
そしてなによりも錦織圭がウィンブルドンで一番気をつけることは、とにかく怪我をしないことですね! 簡単なことだけど、これが中々難しい(笑
対戦相手は、世界最速サーブ記録を持つを強面ビッグサーバー!
錦織圭の1回戦の相手は、
世界ランク123位のサム・グロス(オーストラリア・28歳)になりました。
この方、この強構えでまだ28歳なんですよ。
意外とお若いですよね(苦笑
2015年の8月にはキャリアハイとなる53位まで上がってきた選手です。
因みにコート毎の成績を見てみると、
クレイコート .200
ハードコート .356
グラスコート .565
やはりビッグサーバーと言うことで、グラスコートでは世界ランク以上の強さを発揮してきます。
それにしても身長が193cmでこのサービス力は脅威ですね!上半身の筋肉が半端ない証拠でしょうか(苦笑
対戦成績は、錦織圭からみて1勝0敗となっております。
昨年のシティーオープンで対戦して、この時は6-4、6-4で錦織圭がストレートで勝っています。
グロスのプレイスタイルは、ビッグサーブを軸として前に攻め上がる、いわゆるネットプレーヤー。
ほぼ全てのサービスで、サーブ&ボレーを仕掛けてきます。
また、世界最速サーブ保持者だけあってグロスのサーブは芝のコートでは結構エグくて、セカンドサーブでも200kmを超えてきます。
錦織圭としては先ずとにかく自分のサービスゲームを落とさないことが大前提となるでしょう。
そのため、タイブレイクからが本当の勝負となることも考慮に入れて戦う必要があるかと思います。
幸い?というかグロスはその体つきからも解るとおり敏捷性は劣っているため、左右に振れば先ずついてこれません。
また、ラケットの捌き方もそんなに器用では無いので、ストローク戦では大きく優位に立てるはずです。
凡ミスをして自滅するような事さえ無ければ、錦織圭が負けることは先ず考えられません。
因みに前哨戦のメルセデスカップでティエムと対戦したグロスは、2セットで21本のエースを叩き込み、自分のサービスゲームは落としませんでした。
2セットともにタイブレークで負けはしましたが、ビッグサーバーとしての戦いぶりをいかんなく発揮してた様に見受けられました。
錦織圭1回戦の試合開始日時と放送日時!
6月27日(月)15:00 試合開始予定
(日本時間で、6月27日(月)23:00の開始予定)
テレビ放送の予定は、
WOWOWライブ
6月27日(月)22:00~24:00 ライブ
6月27日(月)24:00~7:30 ライブ
※初日は無料です
NHKG
6月27日(月)24:10~(4:20) 時差
※日本との時差は8時間になります。
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