リオデジャネイロオリンピックに日本からは、錦織圭、杉田祐一、ダニエル太郎、土井美咲、日比野菜緒、穂積絵莉の6人が出場します。
錦織圭と土居美咲の二人は世界ランキングによる出場権獲得、日比野菜緒と穂積絵莉の二人は国際テニス連盟(ITF)の推薦枠での出場権獲得、杉田祐一とダニエル太郎は欠場選手が続出したため繰り上がりでの出場権獲得となりました。
錦織圭のオリンピック過去二大会の成績は、
◇北京五輪(2008年)…1回戦敗退
当時世界ランク124位で基準を満たしていませんでしたが、ITFからの推薦で出場を果たしました。
しかしながら、シュットラー(ドイツ)に4-6,7-6,3-6で敗れて1回戦で姿を消しました。
◇ロンドン五輪(2012年)…準々決勝敗退
二度目の五輪は世界ランクも17位で堂々と基準を満たしての出場となりました。
初戦でトミック(オーストラリア)、2回戦でダビデンコ(ロシア)、3回戦では当時世界ランク5位のフェレール(スペイン)に勝ってベスト8に進出しましたが、準々決勝ではテルポトロ(アルゼンチン)に4-6,6-7で敗れてしまい、残念ながらメダルには届きませんでした。
そして迎えた2016年リオデジャネイロオリンピック、錦織圭は以前から出場する意思は示していたものの、ウィンブルドンで痛めた脇腹痛による影響や、本人のインタビューでの「出場したくなくなった」発言なども有り、流石に今回のオリンピック出場は難しいのでは無いかと懸念されていました。
しかしながら先日行われた都内での会見で、日本代表として出場する意思と、その豊富を語ることで、リオオリンピックへの出場がほぼ確実となりました。
目次
日本に良いニュースを届けられるように頑張りたい!
錦織圭の会見の中で特に感じられたのは、国を背負って戦うことへのモチベーションでした。
今回のリオオリンピックで自分が活躍して良いニュースを届けることが、震災で被害に遭われた方々へ自分が出来る最善策だと考えているところも有るのでは無いかと感じました。
ポイントが付かないことに対して素直に寂しい気持ちを表していましたが、やはり日本の代表として試合をするという重みは、ツアーとは全く別のモノなんでしょうね。
とはいえ、錦織圭にとって脇腹痛は古傷のようなモノ。
会見では問題ないことを強調していましたが、本当のところはどうなんでしょうか?
なんとなく、日本国民からの期待やITFからのなんとも言えない“圧力”がプレッシャーとなり、本当はまだフィジカル的には難しい状況にもかかわらず、気丈に「大丈夫」と言ってるだけじゃないだろうか?と、疑ってしまいます。
お国のために頑張るのは立派だし、錦織圭自信がメダルを取れる実力を備えているのも確かなので、出るからには応援したいし、会見での発言通り怪我の回復自体は大きな問題にならないことを祈るばかりです。
メダルに近づけるように頑張りたい!
女子テニスから出場するエース格の土井美咲にも期待したいですね。
身長は159cmと長身選手が目立つ昨今の中でもかなり小柄な選手ですが、サウスポーから繰り出すフォアのショットは思い切りが良くとても強力です。
特に感じるのは、上位の選手の強力なショットに対して、全く打ち負けてない所でしょうか。
男子と違い、女子には飛び抜けて優れた選手は居ないと思われるので、いつも通りの力を発揮して少しの運が伴いさえすれば、メダルの獲得もまじめにあり得ると思えます。
また、日比野菜緒や穂積絵莉にももちろん期待しています。
よくオリンピックには魔物が棲むと言われますが、優勝候補の選手がまさかの敗退というのはあり得ることですので、少ないチャンスを生かして頑張って欲しいと思います。
リオデジャネイロオリンピック概要
リオデジャネイロ・オリンピック
開催日程:2016年8月6日(土)~8月14日(日)
開催場所:ブラジル リオデジャネイロ オリンピックテニスセンター
サーフェス:ハードコート
シングルドロー数:64
ダブルスドロー数:32
公式サイト: https://www.rio2016.com/en/tennis
男子シングルスの主な出場選手
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
アンディー・マレー(イギリス)
ラファエル・ナダル(スペイン)
スタン・ワウリンカ(スイス)
錦織 圭(日本)
ジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス)
ダビド・ゴフィン(ベルギー)
マリン・チリッチ(クロアチア)
※7月11日付の世界ランク順
※フェデラー、ラオニッチ、ベルディヒ、ティエムは出場を辞退
女子シングルスの主な出場選手
セレーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
アンジェリック・ケルバー(ドイツ)
ガルビネ・ムグルサ(スペイン)
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)
土井美咲(日本)
日比野菜緒(日本)
※7月11日付の世界ランク順
女子ダブルスの主な出場選手
ベリンダ・ベンチッチ/マルチナ・ヒンギス(スイス)
セレナ・ウィリアムズ/ヴィーナス・ウィリアムズ(アメリカ)
土井美咲/穂積絵莉(日本)
試合日程
1回戦
8月6日(土)7日(日)
2回戦
8月8日(月)9日(火)
3回戦
8月10日(水)
準々決勝
8月11日(木)
準決勝
8月12日(金)
3位決定戦
8月13日(土)
決勝戦
8月14日(日)
※何れも現地での日程になります。時差は日本が12時間進んでいます。
ドロートーナメント表
放送予定
NHK・BS1にて放送予定です。
ただし、全て録画放送です。
※放映権の都合で、CSの放送中継は有りません。
民放各社の五輪放送予定は決まってますが、テニスの中継は予定されておりません。
ネットでもオリンピックの中継があります。
但し、こちらも錦織圭の中継があるかは不明です。
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