2016年8月5日から21日迄にわたり開催されるリオデジャネイロオリンピックに錦織圭が出場します。
これで3大会連続の出場となります。
女子の土居美咲選手ともども日本にとっては誇りで、錦織圭本人にとっても大変喜ばしいことなのは間違いないのですが、今年の五輪には懸念材料がたくさんあります。
そんな懸念材料の中でも特に気になる3つに注目してみました。
日程が厳しすぎる!
リオオリンピック直前には、昨年錦織圭が4強入りしたトロントでのマスターズ、直後にはシンシナティでのマスターズが控えています。
何れも錦織圭には参加義務がありますし、ポイントを考慮しても参加するべきだと思います。
特にシンシナティは2年連続で欠場してるので今年は出場してポイントの上積みを期待したいところです。
それにしても、夏の暑い時期にこのハードスケジュールは厳しいというか殺人的ですよね(苦笑
幾ら今年の錦織圭のフィジカルが大分強くなってきているとは言え、五輪を含めた1ヶ月を同じコンディションのまま維持することは厳しいと思います。
あの元気はつらつなドミニク・ティエム選手ですら五輪を辞退してますからね。
また、ミックスダブルスの話も出ていますが、これは問答無用で回避して貰いたいです。
協会はメダルが欲しいから出てくれと言うかもしれませんが、錦織圭には断固拒否して頂きたい。
ポイントが貰えない!
2000年のシドニー五輪から、アテネ、北京、ロンドンと、ATPポイントが付与され続けていたのですが、今年のリオオリンピックからポイントが与えられなくなってしまいました。
前回のロンドン五輪では、金メダルは750ポイント、銀メダルは450ポイント、銅メダルでも340ポイントが与えられましたが、今回のリオオリンピックでは仮に金メダルを獲得してもATPのポイント加算はゼロです。
流石にコレは選手のモチベーションが明らかに下がるのでは無いでしょうか?
彼らは各国を代表する選手で有る前に“プロ”の選手です。
プロの選手は、お金を頂いて自分の良いプレーをお客に魅せることを生業としているだけに、やはりこういった“飴”が無くなったことは少なからず影響を与えることになるような気がします。
ジカ熱の影響!
ある意味一番危険な懸念材料がこのジカ熱でしょう。
ジカ熱とは、蚊が媒介するジカウイルスによって引き起こされる病気のことで、オリンピックが開かれるブラジルでは既に多数の感染報告が出ております。
特効薬が無いので、万が一感染した場合は2週間程度は絶対安静となり、リオオリンピック後に行われるUSオープン(グランドスラム)の出場が危ぶまれることになります。
リオオリンピックの組織委員会は、期間中は蚊が減少する冬場なので問題ないだろうと言ってますが、現地の平均気温が22度程度と蚊にとっては十分生息可能な温度になりますので、注意が必要となるでしょうね。
これを理由にテニスのトップ選手をはじめあらゆる種目のトップ選手が、相次いで不参加を表明してます
虫よけスプレー程度で効果があると良いのですが。
まとめ
錦織圭、あまり無理をしないようにしてほしいですね。
特にミックスダブルスは絶対に「ノー」です。
昨年末の錦織圭のインタビューで「正直、何も期待しないでほしい」と本音をつぶやいてましたが、やはり多少は期待というプレッシャーを感じ取っているんだと思います。
過度な期待は錦織圭本人には重いプレッシャー(足枷)になってしまうので、リオオリンピックでは、勝ち負けにこだわらず4年に一度の「お祭り」を楽しんで欲しいなぁと思います。
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