錦織圭のリオ五輪は準々決勝が行われ、G・モンフィスに7-6、4-6、7-6の大接戦を制して準決勝進出を決めました。
モンフィスとの準々決勝は、今年のマイアミに続いての手に汗握る大熱戦になりました。
錦織圭のファーストサーブが中々入らない事もあり、観ていてやきもきしましたが、それでも最終セットのタイブレーク0-4からの大逆転勝利には本当に感動しました。
3つのセットポイントを凌いでの大逆転勝利には、錦織圭本人も感極まって涙を滲ませていました。
モンフィスも、5-6で迎えたサービングフォーザセットでファーストサーブを外し、続くセカンドサーブでも思い切ってファーストと同じようなサーブを打って結果ダブルフォルト。
結果的には、もしこのサーブが入っていたら逆にモンフィスが勝利を掴んでいたと思われる「運命を分けた一手」となりました。
対戦相手は、前回ロンドン五輪の覇者でナショナリズムが強いイギリス人プレーヤー!
錦織圭の準決勝の相手は、
世界ランク2位のアンディ・マレー(イギリス・29歳)になりました。
準々決勝ではS・ジョンソンに対して6-0、4-6、7-6と、フルセットの末に勝ち上がってきました。
対戦成績は、錦織圭から見て1勝6敗とかなり分が悪い結果となっています。
唯一の勝利は、2014年ツアーファイナルでの勝利まで遡りますが、このツアーファイナルのコートと今回のリオ五輪のコートは、同じような遅いハードコートという共通点があります。
そんなところからも錦織圭の勝機は今までよりも高いような・・・、そんな気がしています。
マレーの特徴は、(モンフィスと同様に)高速サーブと高いディフェンス力になるかと思われます。
また、凡ミスも少ない選手で、勝負所での強さを兼ね備えた選手でもあります。
特にファーストサーブが決まっているときのマレーは、手が付けられなくなります。
そんなマレー相手に錦織圭が勝つ為には、先ずはモンフィス戦で悪かったファーストサーブの確率を上げる事が急務になってくるでしょう。
過去の対戦においては、錦織圭のセカンドサーブの際にマレーは特に前に出て積極的に叩いてきます。
そうなると錦織圭はかなり苦しくなってしまうので、ファーストサーブを安定して入れる事で試合を有利に進めていく事が大きな鍵になってくると思われます。
デビス・カップで対戦したときは、長いラリーでのゲーム獲得率が錦織圭のほうが高いというデータもありますので、長いラリーに持ち込んでいくのも一つの策になるやもしれません。
あとは、ストローク戦での凡ミスを極力減らして戦う事が出来れば、今の錦織圭ならマレーに勝てる要素は十分にあると思います。
錦織圭準決勝の試合開始日時と放送日時!
8月13日(土)12:00頃 試合開始予定
(日本時間で、8月14日(日)0:00頃からの予定)
テレビ放送の予定は、
NHK BS1
8月13日(土) 23:55~ ライブ
※日本との時差は12時間になります。
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