錦織圭のウエスタン&サザンオープンは初戦の2回戦が行われ、M・ユーズニーに 6-3、6-2のストレートで勝利して3回戦に進出しました。
この試合は、いつものアグレッシブな錦織圭の姿ではありませんでしたが、要所要所を締めてプレーを行っていたのが印象的でした。
肝心なところでストロークをネットに引っかけるシーンもありましたが、それでもユーズニーのリターンミスなどもあり予想以上に簡単なゲームになった印象です。
サーブもいつもより気持ち力を押さえて打っていたような気がしました。
それが功を奏してか、久しぶりに70%以上の確率でサーブが入っていました。
第2セット目の途中で首を痛めてマッサージを受けていたのが少し心配でしたが、本人曰く「たまたま」と言うことなので、こちらはそれほど心配しないで良いとは思いますが、五輪で疲れた身体にあまり負荷が掛からないよう、次戦以降も今日のようなテニスを展開できるといいですね。
対戦相手は、コート内外で問題の多いオーストラリア選手!
錦織圭の3回戦の相手は、
世界ランク21位のバーナード・トミック(オーストラリア・23歳)になりました。
2回戦ではベルギーのD・ゴフィンにストレートで勝利して2回戦に進出してきました。
錦織圭との対戦成績は、錦織圭から見て2勝1敗ですが、今年の初めに行われたブリスベン国際では錦織圭が負けています。
トミックは、身長196cmと恵まれた身体を生かした豪快なテニスをしてくるかと思いきや、中々老獪な技巧派プレーヤーで、多彩なショットを用いたテニスを展開してきます。
さらに、トミックはサービスエースが多い選手でもあり、ファーストサーブで相手を崩してくる展開を得意とする選手です。
ただし、ビッグサーバーのようなスピードで押してエースを奪いに来るタイプでは無く、コントロール重視の正確なサーブを打ってきます。
特に、アングルへのサーブがかなりえぐくて、仮に相手選手がリターンで返すことが出来ても、その後はオープンコートが出来るので、有利に試合を進められてしまいます。
また、ストロークでも中々ミスをしてこない選手なので、早い仕掛けも大事になって来るかと思いますが、だからといって容易に前に出てくると簡単にロブで後ろのオープンコートに落とされてしまうので、中々厄介な選手です。
同じオーストラリアを代表する若手プレーヤーのキリオスとは、全く逆のタイプと言えるかもしれませんね。
そんな、テニスの技術が中々優れたモノを持つトミック選手ですが、コート外では結構問題が多い選手でもあります。
昨年はマイアミのホテルで騒いで警察に通報されて事件になったり、今年のマドリードでは、ラケットを上下逆に持ってやる気の無い姿勢をみせ、その後のインタビューで「1000万稼ぐ選手があんなの気にすると思う」と発言したり、とにかくメンタルが少々弱い選手でもあります。
錦織圭としては、トミックに気持ちよくプレーさせないためにも、トミックの上を行く技術を見せつけてメンタル的に彼を崩すことが出来れば、意外と早く試合を終わらせることも出来ると思います。
今の疲れきった状態なときに、フレッシュでタフな相手と当たってしまうのは本来ならなるべく避けたかったところでしょうが、ここを凌いでなんとか勝ちきって貰えることを期待したいですね!
錦織圭1回戦の試合開始日時と放送日時!
8月18日(木)14:30 試合開始予定
(日本時間で、8月19日(金)3:30〜の開始予定)
テレビ放送の予定は、
GAORA SPORTS
8月18日(木)24:00~翌7:00 ライブ
※日本との時差は13時間です
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