錦織圭の全米オープンは1回戦が行われ、B・ベッカーに 6-1、6-1、3-6、6-3のストレートで勝利して2回戦に進出しました。
起ち上がりからベッカーが錦織圭のショットにリターンを押されてエラーになることが多く、明らかに格の違いを感じる試合でした。
3セット目は錦織圭がトリプルブレイクポイントを落とすなど少し勝ち急いだような状況が見て取れて、結果リターンも返すようになり調子が上がってきたベッカーに3セット目を取られてしまいました。
最終的には、ベッカーが肝心なところでダブルフォルトなどのミスを多発して自滅。
錦織圭が昨年の悔しい1回戦敗退を乗り越えて、2年ぶりの2回戦進出を果たしました。
4セット戦ったとはいえ、体力の消耗度はそれ程でも無いように感じました。
気になったのは、サーブのアベレージが150km台といつもより少し遅かったことでしょうか。
錦織圭自身が、確率重視でサーブをコントロールしていたのであれば問題は無いのですが、少々気に掛かるところです。
まぁグランドスラムは長丁場の戦いになるので、適度に力を抜いてプレーして、ここぞというところでギアを上げて勝ち上がるという展開は必要かもしれませんね。
同じ山のシード選手が次々と敗退しているので、錦織圭には準々決勝で当たる可能性の高いマレー戦までは無難に勝ち上がってほしいものです。
それにしても錦織圭はデイセッションが多いですね!
コート上にはかなり燦々と太陽が照りつけているので、いかに消耗を抑えながら勝ち上がる事が出来るかが大事な要素になってくるかと思われます。
対戦相手は、Next Generationの一人でロシア期待の若手プレーヤー!
錦織圭の2回戦の相手は、
世界ランク95位のカレン・カチャノフ(ロシア・20歳)になりました。
今大会は予選から勝ち上がり、1回戦は同じ予選勝者のファビアーノに対して6-3、6-3、4-6、6-3で勝ち上がってきました。
未だ主戦場がチャレンジャーの選手ではありますが、今年は参加したATPツアーでバウティスタ=アグートやコールシュライバーを破るなど、徐々に力を見せつけてきている感じです。
ちなみに今年のモナコマスターズの予選でダニエル太郎と対戦して、そのときはダニエル太郎がストレートで勝っております。
錦織圭とは今回が初対戦となります。
トップ10選手との対戦が今回初めてになるので、チャレンジャー精神むき出しでこられると厄介かもしれません。
ここぞと言うときには積極的に前に出てネットプレーも仕掛けてきます。
カチャノフのプレーは、198cmの長身を生かしたサーブを武器にゲームを展開してくるテニスが特徴で、初戦でも12本のサービスエースを記録しております。
しかし、ビッグサーバーと言うほど高速サーブをバシバシ打ってくるタイプでは無く、得意なサーフェスが遅めのハードコートやクレイコートでもあり、意外とストローク戦で勝負をしてくる選手でもあります。
ただ、未だプレーが荒くて正確性を欠くところも有り、錦織圭としてはいつも通りのテニスをすれば先ず負けることは無いと思われます。
錦織圭2回戦の試合開始日時と放送日時!
9月1日(木)11:00 試合開始予定
(日本時間で、9月2日(金)00:00の開始予定)
テレビ放送の予定は、
WOWOW
9月2日(金)0:00~ ライブ
※日本との時差は13時間になります。
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