錦織圭の全米オープンは準々決勝が行われ、A・マレーに 1-6、6-4、4-6、1-6、7-5とフルセットの末に勝利してベスト4に進出。
今大会一番の優勝候補であるマレーに勝利したことはもの凄く価値のある勝利となりました。
この試合、錦織圭は第1セットを落として嫌な流れになりましたが、2セット目の雨天中断を挟んでからは少しずつ自分のテニスが出来る様になり、特に2セット目以降は、マレーのイライラ要素がたくさん出てきました。
主な変化を一覧にすると・・・
・錦織圭のファーストサーブが徐々に入る様になる
・錦織圭のアンフォースドエラーが減る
・雨でインドアになった後、調子が落ちてしまった自分にイライラ
・マレーのファーストサーブが若干悪くなり、錦織圭にセカンドを叩かれる数が増えてイライラ
・ゲームが始まっても中々席に座ってくれないお客にイライラ
・屋根が閉まってインドアコートになり、マレーのテニスが少し変化が見え始めてイライラ
・会場の(スピーカー故障による)ゴング音にイライラ
・自分の前をチラチラと飛び回る蛾が気になってイライラ
・錦織圭にスーパーショットを決められてイライラ
などなど。
このようにマレーは後半イライラの塊と化していました(笑
一方の錦織圭はそんなマレーのイライラに惑わされること無く、集中力を維持することが出来ていました。
このような中で、錦織圭もたくさんのブレークを重ね、現在絶好調のマレーに勝ちきる事が出来ました。
錦織圭の第5セットにおける勝率が歴代1位という記録は伊達じゃ無いことを証明しました。
対戦相手は、ツアー随一の片手バックハンドを誇るスイス人プレーヤー!
錦織圭の準決勝の相手は、
世界ランク3位のS・ワウリンカ(スイス・31歳)になりました。
準々決勝では、リオ五輪銀メダリストで復活を期して勝ち上がってきたJ・M・デルポトロを3-1で下しての準決勝進出です。
今大会では、3回戦でイギリスのエバンズにマッチポイントを握られましたがそれを凌いで勝ち上がってきました。
対戦成績は錦織圭から見て2勝3敗となっておりますが、先日のロジャーカップの準決勝で対戦した際は、ストレートで勝っています。
また、2年前の全米オープンでも錦織圭はフルセットの末ワウリンカに勝っています。
ワウリンカと言えば、やはり220kmを超える高速サーブと、片手バックバンドからのダウンザラインなどが強力な選手です。
さらに、フォアハンドのストロークも中々重たくて厄介なので、錦織圭としては、ワウリンカを揺さぶることで彼の思い通りのテニスをさせない事が大事になるかもしれませんね。
ワウリンカは調子の浮き沈みが激しい選手なので、錦織圭としては、ワウリンカに気持ちの良いテニスをさせないようにプレーして、アンフォースドエラーを引き出して欲しいですね。
そして錦織圭自らが凡ミスを抑えて、決めるべきところを決めていくテニスをしていけば、自ずと勝利を掴むことが出来ると思います。
まぁあとは、やっぱり錦織圭鬼門のファーストサーブを入れることで、試合を有利に進める事が何よりも一番大事になるでしょうかね。
因みにワウリンカは、デルポトロ戦のゲーム間で右太腿辺りをマッサージしてました。
疲労が溜まって来てるんだと思います。
錦織圭も勿論疲労が溜まってるとは思いますが、なんとかワウリンカを破って決勝に駒を進めて欲しいですね。
もしそれが出来た暁には、自身最高の世界ランキングが3位まで上がってきます。
錦織圭準々決勝の試合開始日時と放送日時!
9月9日(金)4:30以降 試合開始予定
(日本時間で、9月10日(土)5:30以降の開始予定)
テレビ放送の予定は、
WOWOW
9月10日(土)3:55~ ライブ
※日本との時差は13時間になります。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。