ドバイDuty Freeテニス選手権2021 錦織圭の準々決勝について、
対戦相手、放送予定等の情報をお届けします。
Court Central 第三試合
錦織圭 41位 VS ロイド・ハリス 81位
錦織圭、フルセットの末に惜敗！
| 選手名 | 1 | 2 | 3 | 合計 |
| 錦織圭 | 1 | 6 | 3 | 1 |
| L･ハリス | 6 | 3 | 6 | 2 |
試合日時
日本時間
3月19日（金）0:00 試合開始予定
現地時間
3月18日（木）19:00 試合開始予定
放送予定
WOWOWメンバーズオンデマンドにて配信予定です。
3月18日（木）
20時00分〜 ライブ
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2セット目は苦戦するも被ブレーク0で凌ぎきって準々決勝進出！
錦織圭のドバイ・デューティーフリー・テニス選手権は3回戦が行われ、ベデネ（スロベニア：世界ランキング59位）に6-4、6-4のストレートで勝利を収め準々決勝に進出しました。
この試合、1セット目にワンブレークして取ったとはいえ、他にたくさんあったチャンスをモノにできないでいるうちにセット後半からベデネが勢いを取り戻し、2セット目に向けて嫌な予感を感じさせました。
2セット目にはベデネも本来のプレーを取り戻したかのようなキレたプレーを連発して錦織圭は防戦一方でした。
それでもストレートで凌ぎきった価値ある勝利となりました。
それにしても、いわゆる錦織劇場とでも言いますか、チャンス時に徹底的に叩いていけないことで相手を復活させてしまう傾向が出てしまったように感じます。
これがジョコビッチやナダルであれば、もっと無慈悲に攻めて、恐らく1セット目は6-0か6-1で取って、相手に勢いを出させる前に試合を終わらせていたのではないかと感じました。
この辺は、「農耕民族」の日本人と「狩猟民族」の欧米人の違いでしょうか？
ここからは連戦の疲れも出てきて身体的なタフさが求められてくると思うので、チャンスが来たらギアを挙げて一気に仕掛ける姿勢で少しでも負担を少なくしたプレーが出来れば優勝も見えてくるような気がします。
対戦相手は、第1シードを倒して勝ち上がってきた世界81位の予選勝者！
錦織圭の準々決勝の相手は、世界ランク81位のロイド・ハリス（南アフリカ・24歳）に決まりました。
右利きで、バックハンドは両手打ちの選手で、キャリアハイは2020年にマークした72位です。
今大会は予選から出場して本戦に進んできています。
本戦1回戦は同じ予選勝者のオコネルにフルセットで勝利、そして2回戦では第1シードのティームをストレートで破り、3回戦では第14シードのクライノビッチをストレートで退けてベスト8まで勝ち進んできました。
特に2回戦のティームを破った試合が圧巻で、ファーストサーブポインツウォンが実に97％（29/30）という素晴らしいサービスゲームを披露して勝ち上がってきました。
錦織圭とはこれまで対戦が無く、今回が初めての対戦となります。
テニス一家に生まれたハリスは、両親が妹とテニスで遊んでいる姿を見て3歳の頃に始めました。
その後もテニスは続けますが、テニス以外のその他のスポーツもしていた影響で、15、6歳まではテニスに専念することはありませんでした。
しかしながら、南アフリカの全国ジュニア選手権とアフリカ選手権で優勝したハリスは、16歳でアンソニーハリステニスアカデミーに参加してテニス財団から奨学金を受け取ることとなってからは、本格的にテニスに没頭していくことになります。
2015年にプロ転向したハリスは、2018年のATPツアー（成都オープン）1回戦でモンフィスを破って初めてツアーでの勝利を挙げると、2020年のアデレードでは予選から勝ち上がり初の決勝進出を成し遂げました。
今年も既に小さい頃からのアイドルだったスタン・ワウリンカを破るなど6勝（4敗）を挙げており、大飛躍の可能性が期待される選手と言えるでしょう。
ハリスは、身長193cmという恵まれた身長と長い手足を生かしたサーブとフォアハンドが得意な選手で、基本的にはベースライン付近でプレーするタイプの選手です。
因みにサーブフォームが少しクイック気味で、往年のドルゴポロフを思い起させます。
基本的には今大会のティーム戦でみせた様な、強力なサーブから相手のリターンを崩し、3球目で仕留めるというタイプの選手のイメージでしょうか。
今大会（ドバイ）のサーフェスがとても速いため、ハリスのプレーには適しているかもしれません。
準々決勝の対戦相手の錦織圭はツアー屈指のリターナーなだけに、ハリスのファーストサーブの出来が雌雄を決することになりそうですね。
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