マドリード・オープン2019 錦織圭の3回戦について、
対戦相手、放送予定等の情報をお届けします。
錦織圭 7位 VS スタン・ワウリンカ 34位
試合日時
日本時間
5月9日(木)22:00 頃試合開始予定
現地時間
5月9日(木)15:00 頃試合開始予定
放送予定
NHK BS1とGAORA SPORTSにて放送予定です。
NHK BS1
5月9日(木)
22時00分〜(23時50分) ライブ
GAORA SPORTS
5月9日(木)
21時30分〜8時30分 ライブ
また、WOWOWが加入者限定サービスのメンバーズオンデマンドで錦織選手の試合を生中継します。
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快勝を匂わせまさかの大苦戦!
錦織圭のマドリード・オープンは初戦となる2回戦が行われ、ウゴ・デリエンを7-5、7-5のストレートで下して3回戦に進出しました。
それにしても本当にタフな試合となりました。
1セット目のゲームカウント5-1までは順調だったのですが、そこから勝ちを意識しすぎたのかリターンのエラーが明らかに多くなりました。
錦織圭本人もサーフェスとラケットの感覚が合わないのか何度もラケットを換えていたのが目に付きました。
結果としてストレートで終われたのは良かったのですが、24本のブレークポイント中、19回も凌がれてしまうと言う顛末でした。
ATPサイトのブレークポイントコンバージョン(ブレークポイントをモノにした確立)というスタッツをみると、クレーコートでは2014年以降毎年45%くらいの高い結果を残していた錦織圭でしたが、今年は今大会が始まるまで28.9%(この試合の結果を踏まえると26%)というかなりの低確率になっています。
いかに錦織圭が今年はチャンスを生かし切れていないことを表している結果となっています。
ブレークのチャンスは多く取れていることで、錦織圭本人としてはプレー自体は悪くないように感じていると思われますが、実際にはチャンスを生かせないことによる体力の消耗や、相手選手の復活を促す結果となっています。
次(3回戦以降)からは、強敵との対戦が待ち構えています。
錦織圭本来の、チャンスで先にミスをしないような粘り強いプレーを魅せ、勝ち上がって欲しいところですね。
対戦相手は、怪我から復帰して徐々に調子を戻しつつあるグランドスラム3度の優勝経験者!
錦織圭の3回戦の対戦相手は、世界ランク34位のスタン・ワウリンカ(スイス・34歳)に決まりました。右利きで、バックハンドは片手打ちの選手です。
2回戦は、初戦でバルセロナオープンファイナリストのメドベージェフを下して勝ち上がってきたページャをストレートで下して3回戦に進出しました。
錦織圭との対戦成績は、ワウリンカの6勝4敗です。
直近では、今年のABNアムロ世界テニス・トーナメントの準決勝で対戦しており、フルセットの末に錦織圭に競り勝っています。
ワウリンカは、ドイツ人の父とスイス人の母との間に生まれたハーフです。
兄の手ほどきで8歳からテニスを始め、全仏オープンジュニアで優勝を飾るなど早くから若手の有望株として期待を集めました。
2008年には世界ランキングでTOP10に入り、同年8月の北京五輪ではフェデラーと組んだダブルスで優勝し、母国スイスに金メダルをもたらしました。
そして2014年から3年連続でグランドスラム優勝を飾るなど、大きく飛躍を遂げる事になります。
そんなワウリンカですが、2017年に痛めていた左膝の手術に踏み切りました。
翌年の2018年には一時263位までランキングを落としてしまいますが、懸命にリハビリや地道な努力を続けた結果、今では34位までランキングを戻してきています。
未だワウリンカらしいプレーが完全には戻ってきてはいませんが、それでも世界一の呼び声が高い強烈なシングルバックハンドや強力なサーブは健在で、最近は迷惑ノーシード的な存在になっています。
このマドリード・オープンでは2013年に準優勝こそしていますが、その後は早期敗退が目立っており、あまり芳しい結果を残せていません。
それでもクレーコートでは.668と全サーフェス中最も高い勝率を誇っており、ワウリンカがクレーコートを得意としていることは既に証明済みです。
本人も「今年の初めから自分のプレーに満足していて、クレーコートに戻って来れて本当に良かった」とコメントをしているように、スライディングを多用するクレーコートでの試合を楽しみにしているそうです。
10歳年下の彼女(ドナ・ベキッチ選手)との関係も良好でメンタル的にも充実しているだけに、錦織圭にとっては厳しい相手になりそうです。
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