東京オリンピック2020 錦織圭の準々決勝について、
対戦相手、放送予定等の情報をお届けします。
錦織圭 69位 VS ノバク・ジョコビッチ 1位
選手名 | 1 | 2 | 3 | 合計 |
錦織圭 | 2 | 0 | 0 | |
N・ジョコビッチ | 6 | 6 | 2 |
試合日時
7月29日(木)17:00
放送予定
NHKBS1にて放送予定、民放オリンピック公式動画サイト(gorin.jp)にて配信予定です。
NHK BS1
7月29日(木)16:00~ ライブ
民放オリンピック公式動画サイトgorin.jp
⇒ https://www.gorin.jp/live/game/TEN/
熱風と猛暑、そして疲労に打ち勝って準々決勝に進出!
錦織圭の東京オリンピックは3回戦が行われ、世界66位のイリヤ・イヴァシカ(ベラルーシ)を7-6、6-0のストレートで勝利して、リオ五輪に引き続いてのオリンピック大会準々決勝進出を決めました。
熱風と炎天下のコートという超厳しい環境の中の試合となりましたが、今日もまた錦織圭が生き残って次のステージへ進むことが出来ました。
相手はハードヒッターということで、強風でもお構いなしで打ち込んできたストロークとショットに苦しめられた錦織圭でしたが、ブレイクされてもブレイクを返す粘りのテニスでタイブレイクに持ち込み、見事に1セット目を取れたことがこの試合をモノにできたといっても過言ではないでしょう。
タイブレイクに敗れた直後にイヴァシカがシューズを投げつけていましたが、ラケットではなくシューズを投げるのを見て、なんだか微笑ましくも感じてしまいました。笑
もし逆に錦織圭がこの1時間22分にもわたる第1セットを落としていたとしたら、全く逆の結果になっていた可能性は大いにあったでしょうね。
それくらいこの試合の第1セットの勝利は価値のある勝利となりました。
2セット目のベーグル(6-0)の勝利が、少しでも体力回復へのご褒美となるといいですね。
対戦相手は、男子テニス史上初の年間ゴールデンスラムを目指すセルビアのNo1プレーヤー!
錦織圭準々決勝の相手は、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア・34歳)に決まりました。
右利きで、バックハンドは両手打ちのプレーヤーです。
188cmの身長に長い手足を使ったオールラウンドなテニスをするディフェンシブなベースライナーです。
サーブはスピードよりも精度が重視で、コントロールは抜群に高くてサービスエースも何気に多い印象です。
ブレイクされた後などの勝負所でギアを上げて一気に畳みかけるテニスをしてくるのはBIG3の特徴でもあるような気がします。
今大会でも安定感は抜群で、これまで失セット0で勝ち上がってきています。
錦織圭との対戦成績はジョコビッチが16勝2敗と圧倒しています。
2014年の全米オープン準決勝で敗れて以来の負け知らずで、現在14連勝中です。
直近の対戦は2019年の全豪オープン準々決勝で、この時は錦織圭がカレノブスタとの5時間越えの大熱戦を繰り広げた後という事もあってか体力回復がままならず、錦織圭の途中棄権による勝利という結果でした。
ジョコビッチは、これまで四大大会の優勝が20回(歴代1位)、キャリアグランドスラム(全四大大会制覇)が2回、キャリアゴールデンマスターズ(全マスターズ制覇)達成など、大きな大会を総なめにする活躍を魅せるなどATPツアーでは欲しいものを全て手に入れてきたような印象ですが、ことオリンピックに至っては話が少し変わります。
初めて出場した2008年北京オリンピックこそ銅メダルを獲得していますが、次の2012年ロンドンオリンピックでは3位決定戦でファンマルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)に敗れてメダルを逃すと、2016年リオデジャネイロオリンピックでもデルポトロに1回戦で敗れて早々にコートを去ることになりました。
そして迎えた東京2020オリンピック、当初(無観客開催が決まったことを受けて)出場するかは五分五分だと話していたジョコビッチですが、その後出場することを決めると「オリンピックでの金メダルと年間ゴールデンスラムは僕の夢だ」と話すなど、強いモチベーションを持って今大会に挑んでいます。
1年の間にすべての四大大会制覇とオリンピックの金メダル獲得という「年間ゴールデンスラム」は、これまで1988年に女子のシュテフィー・グラフ(ドイツ)が達成しただけで、男子では未だ誰も成しえていない途轍もない快挙です。
ここまで圧巻のテニスで勝ち上がってきた王者ジョコビッチが、地元のヒーロー錦織圭に対してどんなテニスを見せつけるのか、大一番はもうすぐ迎えます。
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